岡山県の中ではかなり大規模な歯科医院ということだと思います。
治療椅子が12台で、歯科医師が非常勤含め11名、歯科衛生士は23名、事務スタッフ数含め合計で53名います。
その中でも一番の大きい点は歯科衛生士の数だと思います。23名歯科衛生士がいるっていうのは大学病院よりも多いはずですし、岡山では1番多いと思ってます。
当院の一番のこだわりとしては、いつまでも自分の歯でしっかり噛めて見た目も綺麗な状態を保てるようにすることですね。そのため、初診の段階からカウンセリングに力を入れています。
あなたの歯を守るために、治療のやりっぱなしは一番良くないということを初診のときからお話をしてます。
今では毎月延べ1000人以上の方が定期健診に通われています。半数は治療で、残り半数が予防目的となっています。

31年前の4月8日に開業したんですけど、最初の半年はすごい苦労した覚えがあります。
患者さんがガクッと減った時期があって、段々と預金通帳のお金も減っていくというのが辛かったです。
当初はローラー作成をしようということで、タオルと歯ブラシに医院の名前と電話番号を入れて300枚用意したんです。
それをしらみつぶしに近くの人が集まる散髪屋さんや美容院、スーパーに一件一件体当たりで外回りをしたんですよね。
その中で産婦人科から妊婦を対象にした母親教室の依頼がきました。
毎月1回そこで妊娠中のかと何十人か対象に妊娠中の母の健康と0歳児からの虫歯予防ということで話をしたら、徐々に出産したお母さんや子供が増えてきたんですよね。
妊娠中は、つわりとかで歯磨きができない方が結構多くて、妊娠中に歯を悪くする方が結構いらっしゃるんですよ。
妊娠中から赤ちゃんの口腔衛生をしましょうっていうのをずっと言い続けてきました。
娘から親御さんへと口コミが広がり徐々に増えていきました。
また、10周年のタイミングで岡山で1番のホームページを作成し、そこからWeb集客に力を入れ始めました。
今では半分はWebから集客できています！

いろんなことでやりがいを感じることはもちろんあるんですけど、一番喜んでもらえるのは実はインプラント治療なんです。
「本当に人生が変わった」「今までの人生の中でいろんな選択をしてきたけど、このインプラントをして私は一番良かった」と仰って下さる患者さんが多いんです！
きちんとしたインプラント治療をした方に本当に良かったと言われるのが一番嬉しいですね。歯が全然無くて噛めなかった方や前歯がキレイに整うことで自信を取り戻すんですよ！
それを歯科治療で改善することによって喜んでもらえることが私達の一番の喜びですよね！

うちの医院は30年前に新規で開業したんですよね。そのときからスタッフによく話しているのがこの3つです。
・待たせない
・よく説明する
・痛くしない
うちの患者さんの数はかなり多いですね130人ぐらい来院されるんですけど、患者さんがいつも言ってくださるのが、「これだけたくさん来るのに待ち時間もほとんどない」「ちゃんと時間通りれて時間通りに終わってくれるから、非常にスケジュールではありがたい」ということを仰って下さります。
よく説明するというのはカウンセリングですね。
初診のときからしっかり時間を取ってお話を聞くようにしています。
また、どの治療にもメリットデメリットがありますので十分に説明してます。
痛くしないに関しては、麻酔もなるべく痛みがない麻酔を心がけてます。
インプラント治療に関しても、なるべく痛くない、なるべく晴れない、なるべく短時間でできるようにシステムを作ってます。
痛みを感じないというかもちろん全く無痛は難しいんですけど、最善の配慮をしています。

一番記憶に残ってるのは、インプラントをしたある女性の方ですね。
なかの歯科インプラント友の会というインプラント治療した方を岡山で一番良いホテルにお呼びして食事会を開いていたんです。
食事会ですと、やっぱり皆さんいろんなこと話してくださるんですよね。
そこで、かなり大きいインプラントされた女性から言われた言葉が今でも忘れられないですね。
「先生、私のご主人はある会社の社長さんなんです。私はもう結婚してから主人にいろんなものをプレゼントしてもらいました。車や高い時計だったり高い宝石、たくさんバックもたくさん買ってもらった。今回のインプラント治療もご主人がお金を出してくれました。中でも一番もらって嬉しかったのが、このインプラントの歯です！」と話してくれたことが1番覚えていますし歯医者冥利に尽きるなと思いました。
患者さんにいつまでも美味しい食事を楽しんでもらうことにやりがいを感じています。

当院では、セクハラ、パワハラ、悪口は禁止！
私は鍋ぶた組織って言ってるんですけど、歯科医師や歯科助手、歯科技工士、受付と様々な業種や先輩後輩の関係はあっても基本的には立場は同じ、と考えています。
新人の歯科助手からドクターに「あのときのあれはどうなんですか」ということが言えるような風通しが良い雰囲気を心がけています。
一番新しく入ったスタッフがすぐに辞めないよう、ここで成長できると思ってくれる職場にしたいと思ってますから。
なのでとにかくうちは優秀な人が欲しい。仕事ができる人間ではなくて人に対して優しい人間が欲しいです。
いつも立場的には歯科医師の方が偉いということは絶対ないからねと言ってます。ただ僕は指示をする立場なのでちょっとだけ上にいるので鍋ぶた組織だってことですね。

私はスタッフに前々から言ってるのは、当院はここで開業した以上100年歯科医院を続けるって宣言してるんです。
また、個人的にはやはり日々成長していきたいと思ってます。私は10年前よりも今の方が仕事が上手だと思ってます。それは週末も勉強会とかいろんなセミナーに参加していろんなとこで最新の情報を学んでますし、日々トレーニングもしています。
日々研鑽を積み、努力を惜しまないというのは医療人としては当たり前だと思うんですね。
私達が求めてるのは、世界一高い技術を提供する歯科医院ではないんですよね。
すごく細かく精密な治療をもちろん求めるんですけど、それよりは人対人なので、患者さんの笑顔を増やすとか、そういった歯科医院にしたいと思っています。